今回は、コーヒーに含まれるカフェインについて。
カフェイン=眠気覚ましのイメージもありますね。
覚醒作用や脳血管収縮作用があるため、鎮痛薬などに添加されることもあります。
コーヒー以外には、紅茶や緑茶・チョコレート・ココア、人工的に添加したエナジードリンクなどの食品もあります。
お茶はいくら飲んでも問題ないのに、コーヒーだと具合が悪くなるのはなぜ?
それはお茶に含まれるタンニンがカフェインの効果を抑制させ、緩やかに作用するから。
煙草に含まれるニコチンも抑制効果があります。(引用Wikipédia)
ここでカフェインレスコーヒーの出番です。
専用の工場で、コーヒー豆を焙煎する前の「生豆」の段階でカフェイン除去の処理を施します。日本では数値の明確な規定はありませんが、ヨーロッパではカフェインの残留量を0.2%以下などと制定しています。
カフェイン除去の仕方はいくつかあります。
有機溶媒を使ったもの(ケミカルメソッド)、水を使ったもの(スイスウォーターメソッド・水媒体)、二酸化炭素を使ったもの(超臨界流体)。
簡単に説明すると、長時間水に浸したり、圧力をかけたりして除去します。
そのため豆に負荷がかかるので香りや味わいが損なわれる、(通常の豆より)劣化が速い、コストがかかる。そのため市場に出回るカフェインレスの生豆も非常に少ないなどマイナスな面が多く、小規模ロースターでの取り扱いが難しいのが現状です。
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